この鬼太郎ハウス然とした木の上の小屋が
ニューバンガロー、ひいてはジャム島のシンボル。
精神年齢が高いので僕らはここには泊まりません
泊まるのは高いとこが大好きな文化圏の方々ばかりです。
津波の影響も顧みず予約もわんさか入ってます
その鬼太郎ハウスの真横にあるバンガロー。
だった廃屋です。
海岸から30m位のところなのでこの有様。
去年はちゃんと壁があったんですよ。
「来年はここに泊まろうな!」って言って
帰国したもんです。
まあ、今年は今年でいい中継地点になりました
復旧のさなかであることをあらわす看板。
去年は海岸線に横に立てかけられてました。
だいぶ流されたのでしょう。
全く無事だったバンガロー集落。
半分は従業員が寝泊りしてます。
どうやら津波で自宅がやられちゃったみたいです。
連帯感がたかまります。
海岸までの道。朽犬撮影です。
同じに見えますが
本人にとっては全く別物なのかもしれません

もう帰国して半年近くになろうとしてます。
懐かしくてしょうがありません。
月下美人とか、でけえ植物の好きな朽犬さんが
まさしく写真に収めそうなブツです。
めちゃくちゃでかいです。
ジャングルから見上げたような空。
日本のどれとも似ていません。
半世紀前、我が祖父の戦友は
食糧を求めつつ、こんな空を仰いでいたのでしょう
胸にこみ上げるものがあります
そんなことを考えていたらおなかがすきました
カオパッパ(野菜チャーハン)です。
宇宙一うまいです。
ご先祖様申し訳ありません。
ビールがネクター(神酒)の味です。
僕を抜かして先に一泳ぎしたタカシーノ。
思いっきりはしゃいでるじゃねえか!!
無言で平らげます。
イスラムが大半を占めるこの島では
犬は穢れた動物なのです。
島民は足で追い払いますが
そんなことに頓着しない客どもが
大人しくかわいいと飯をガンガンやるので
いついた背徳アイドル犬「フィーフィー」です。
去年、動物嫌いのタカシーノの心を全開にさせた
気前のいいメス犬です。
彼の家のタビーは、彼女に感謝すべきでしょう。
僕の泊まったバンガロー。A−8号室です。
皆のとは違い、共同風呂・便所です。
電気もないので夜はカンテラで明かりを採ります。
壁はヤシの葉だけ。風通し、雨通し抜群です。
蚊帳に入って寝ます。
ドキドキ感がたまりません。
ワイルドライフを極める為
ハンモックを取り付けてみました。
が、さっぱり付け方がわからないので
経験者のタグッツォにつけてもらいました。
どこまでも頼りがいのある人物です。
似合いませんでした。
以後荷物置き場になりました。
ドラクエで言えば「村」くらいの集落まで
山道を越えてゆきます。
そこで水を大量に買い込むのです。
移動手段としてバイクを借りました。
はしゃぐタグッツォ。
このあとヤクモを後ろに乗せて急勾配に挑戦し
見事にクラッシュさせてました。
以後二人ともバイクに近づいてません。
わずか1日で童心に返るくらい遊びました。
もうおなかペコペコです。
ふとくつろいでいると、タグッツォが妙な視線を。
なんだろと思って振り返ると
ヤシの木の間に吊るされた
子供用ブランコにテケレツが。
どうやら写真を撮って欲しそうな素振りなので
パチリ。
小さすぎてわからないかもしれませんが
ど真ん中にいます。
こころだけはトムソーヤ。
やけに儚い体つきをしています。
たぶんスパッツみたいなカッコイイ水着のせいです
コジャムは海岸が西に面しています。
なので夕日の名所なのです。
木の上の一軒家もそれを独り占めするための
贅沢な展望台なんですね。
しかし絵になります。
この日は快晴でしたのでベカベカ眩しかったです。
数件のバンガローが押し流され
土台だけが地面に突き刺さってます。
シニアカップルの多いこの島で
「アバちゃん、ズレちゃん」と名づけ
愛でていたあの娘っこたちもここにすんでたなあ。
チンチンに熱したフライパンに
予め味付けした材料を投げ込んで
すぐさまテーブルに持ってくる・・・
そんな乱暴な名物、「ホットパン」です。
その湯気の派手さが売りなのですが
派手すぎて何も写ってません。
まあなんだ、そんくらいすごいです。
食い慣れているタカシーノや朽犬
そして僕はいいのですが
他のメンバーは何を食わされているのか
口に入れるまでわかってません。
焼け糞な雰囲気を煙の向こうから感じます。
島の旨味も堪能し、あたりもぐっと暗くなりました。
8時にもなれば満天の星空です。
天の川とオリオンがド派手に夜空を制してます。
心地よい風が夕方から吹き始め
すっかり涼しくなっています。
納涼と来たら、どこぞのシェイクよりも
ヤクモの怖い話です。
完全に稲川先生をコピーして余りある才能で
テーブルに闇夜を引き込んできます
おとなの林間学校とでもいえるでしょうか。
酒も回ります。
無人島化した夜の砂浜、それはデンジャゾーン。
タカシーノがどんどん解放されていきます。
「おまえ、これもってろ!」と現世の衣を手渡す姿
目がらんらんとしています。
彼が彼岸に逝ってしまわれる・・
ギリシャの壷にでも描かれていそうな
力強い走り
狩人の血でしょうか。
何かに向かって走ってゆきます。
「もっとだー!もっと!そう!」
「いいねー!」
平和な島に怒号が走ります。

・・・・

「ほら!もっとだ!バカ!!」
誰かを叱っているようです。
気配を感じたので闇夜に向かってパチリ
何かが写っています。


動物?
どうやら仲間を見つけたようです。
随分と恥ずかしがり屋さんの島の妖精のようです。

「コレハヤッパスマンムリ、ヤバイムリムリ、スマンダメ」
なんかうつむきながらむにゃむにゃ言ってます。

やれるだけやったので、疲れてこの日は寝ました。