さて、がっかりもしてられません。
われわれで出来ることから始めます。
ビッグホープ復興、やるぜ!と
鼻息荒く箒と悲しみをしょって片付けにきました。

が、すでに片付いている。
評し抜けてふててる僕に
「復活の兆しだ!あの娘が帰ってくる!」と
おおはしゃぎの朽犬。
とりあえず掃き掃除だけしました。
思ったより早く段取りが整ってしまったので
裏手の山をトレッキングすることに。
草木がウジャウジャ繁ってます。
去年は真っ黒いオオトカゲを見ました。

いざ!
ずんずん行く朽犬。
やしの群生地です。トロピカル丸出し。
やしの木下で真っ青なジュースの見ながら読書
ガキの頃あこがれてましたが
椰子の落ち葉は凶器そのもの。
下にたたずんでて、落ち葉にぶち当たれば即死。
椰子の実も然りです。
下手なことは考えてはいけませんね。

それを踏まえてごろうじよ!ここ、超怖いです。
3m後ろで椰子の葉がドカーンっておちたり
道間違えたりで何回か死を見つめるトレッキング
空気がうめえ。死ぬ前にたくさん息すっときたい。
そんな考えがグルグル。

たぶん、パニックってやつだったと思います。
じゃあ、もう一度。
立ち止まるのも怖いんですよ?ほんとは。
無事帰還しました。
思い出の地で思い出のブツとパチリ。

無理やり持たせてるので苦笑いです。
サンソンと読めますでしょうか?
サンソン朽犬の由来です。
ビッグホープの姉ちゃんが、彼につけた名前です。
日本人だったので、適当につけてみたのでしょう。
「SAMSONG」と間違えちゃったようです。
そういえば、朽犬と韓国行ったとき、日本人に
「あの人、日本人みたい!!」って言われてました

あのときの彼の笑顔は忘れません。
ビッグホープ向かいの岩場で
あきらめ半分のイカ釣りしていたヤクモ
とうとう一匹目をしとめました。
後光が差しております。
「信じられん、これでほんとに釣れるんだ」と
驚きと興奮の入り交じった状態です。

現地の人のやり方でうまくいくっていうのは
言葉以上のコミュニケーションだと思います。
グッジョブ!
獲物は紋甲イカみたいなやつです。
プラーヌック・カティアム(イカニンニク炒め)にして
いただきました。

無人島で暮らしてる気分です。
過去の自分に嫉妬してしまいそうなカットです。
あああああああ帰りてえ!
二日目の夕焼けです。
神話ってこんなとこで「できちゃった」みたいに
発生したんだろうなあと考えてました。

見て考えて、見て考えて、を繰り返してました。
なんでもない、ただのきれいな景色ですが
その背後には、多大なる力が
後押しさせているのです。
木の陰から月がのぞいています。

東京、いや日本では見ることの出来ない
深みのある空の色です。
きれいな光景とは裏腹のクズども。
適当に感動しててください。
教室ではおとなしくても
バーベキューでは張り切ってしまう奴

あれぐらいの人格変動があったかもしれません
タカシーノが感動しています。
今、君が虫の音が素晴らしいと言ったのか?!
日が沈むごとに、空のグラデーションも艶やかに。
後ろのほうで島民の歌声が。

迫力満載です。
魂が吹き飛ばされそうでした。
ドアを出ればコンクリとアスファルト
粉塵まみれの街でしか生きてこれなかった
そんなテケレツが、波の音を聞いている。

楽しいのかなあ、と逆に心配してしまいます。
「でけえー!おれでけー!いや、地球デカ!」
大騒ぎのタグッツォ。
1年で1日だけ大人しい日があるというのなら
それが今日さといわんばかりの
無口なタカシーノ。

自然の神秘に、皆飲み込まれております。
静かに夜が更けてゆきます。