タイ3日目、異常事態が発生してしまった

       クラビ島へ行くために、朝早く起きてタクシーに乗り空港へ向かおうと

       前日にみんなで話し合い、待ち合わせ場所も決めて準備万端かに思えた

       しかし、当日に手違いが起こってしまう

 

       というのも、6人一緒にはタクシーに乗り切れないので

       タカシーノ、テケレツ、タグッツオ組と

       パクチー、朽犬、八雲組の2組に分かれてタクシーに乗り込み

       後で空港で合流するという形をとったのだが

       それがいけなかった・・・

  

       俺達が空港にたどり着き、待ち合わせの時間になっても

       タカシーノ達は一向に姿を見せない

       しびれを切らした朽犬が彼らを探しに行ったのだが

       朽犬も帰ってくる気配は見せず、搭乗時間が差し迫ってきていた・・・

 

   八雲「俺は朽犬がタカシーノ達を探しに行ってから一度もやつの名をよんでねえ

       なぜって「朽犬」の名を呼ぶのがこわかった

       もし「朽犬」って大声で呼んだのに返事がかえってこなかったなら・・・・・・・・・・

       シーンとした静寂だけだったらってそれが恐ろしかった・・・・・・・・・・

       認めたくなかった・・・・・・・・・・

       だから朽犬の名は呼ばなかった・・・

       でも・・・いまわかった

       朽犬は今・・・・・・さっき

       

               ここで迷った

 

       朽犬〜おめえどこだ!

       どこで迷ってる今さがしてやる!」

 

 パクチー「八雲!!」

 

      今まさに、朽犬達を探しに行こうとしている八雲を遮るかのようにパクチーが叫んだ

 

 パクチー「八雲、朽犬たちを探すことはゆるしません・・・」

 

   八雲「なに!」

 

 パクチー「搭乗時間に間に合わないのは、彼らのミス

       いわば自業自得です

       すでに空港に入ったからにはこのままクラビに向かうまで

       八雲いいですね・・・

       ここで一服したら飛行機に乗り込みます」

  

       こ・・・こいつ・・・

       朽犬たちのために、探してやろうという気持ちはないのか・・・・・・・・・・

       ・・・・・・・・・・

       と怒って以前のオレなら友だろうが容赦なく襲いかかっただろうが・・・

 

   八雲「パクチー先生、たばこ逆さだぜ」

 

       パクチーはこの旅行での精神的支柱だ・・・・・・

       今 気丈にふるまわなくてはというわけか・・・・・・

       わざと冷酷さを装っている

       今いちばんに探しに行きたいのはオレよりパクチーのほうだ

       みんなから慕われていたし

       つきあいもオレ以上に長いんだからな・・・・・・・

       オレにも感情をおさえろってことか・・・・・・

     

       そう思ったとき、なんと向こうの方から

       みんなを引き連れて朽犬がやってくるではないか

  

   八雲「朽犬・・・・・・が・・・・・そこに・・・」

 

 パクチー「おおお朽犬・・・・・・」

 

   八雲「クチィィヌーーーゥゥゥッ!!!!」

 

パクチー・八雲「うああああああああーーーーッ!!」

  

      ここは異国タイの地

      まわりはタイ人ばかりだ

      しかし2人は感情をおさえきれなかった・・・

 

      八雲は叫んだ朽犬の名を!

     

      パクチーは流した歓喜の涙を!

 

      朽犬のおかげでみんなでクラビに行ける

      6人が再び揃った事により、この事実を実感した

                                 

                       TO BE CONTINUED.....