「おばちゃんち」と名づけたその店はカオサンとは正反対の方向、チャオプラヤ川を越えたすぐのところにある屋台だ。

 

大体のタイ料理はそこで食えるし、何より安くてうまい。

 

ムー・クラティアム(豚ニンニク炒め)を皮切りに、エビ、イカ、グリーンカレー、トムヤンクンスープを基調にココナッツミルクと鶏肉をあわせたトム・カー・カイなどを大量に注文。

無論、横には常時ギンギンに冷えたタイのビール、「チャンビア」を針の山のように並べて、俺たちはここに来て初めてタイに来たと実感した!八雲、タグッツォ、テケレツの初タイ組も

 「うめー、まじうめー」

と、特殊学級丸出しのボキャブラリーで称賛を送っていた。ヨカッタネ。

 

 んで、これだけ食ってなんとまあ、一人約五百円、俺ずっとここにいてえ。

 

 みんなもおんなじ気持ちって顔してたのが嬉しかったぜ。

 

 その後宿に帰ってスジの切れるような大宴会を繰り広げたが、残念ながら残像のような記憶しか残っていない。

 

唯一鮮明に覚えているのが、突如開催されたフリースタイル天下一武闘会でのタグッツォの

 「進歩ネエけどチンポ立つ!」

という秀逸なリリックのみ。鳥肌たったねあの時は。

 

どうやら盛り上がれそうだぜ?今回の旅も!